スポーツチャンバラとは?

子供のころ、「勉強しなさい」といわれても、おかまいなしに神社や野山にでかけ、棒切れを振り回し、とびまわっていました。しかし、今は走りまわる空き地さえ見あたりません。
そこで、遊び場だった境内や野山を、学校の体育館やスポーツセンターにうつし、スポーツとしてチャンバラをよみがえらせたのです。その名もスポーツチャンバラ(スポチャン)

 

スポチャンの基本理念は、「公平と安全」そして「自由」です。まずは、このことを十分に理解してください。

今、私たちの仲間は、高年齢からちびっ子まで、男の人も女の人も世界の友達と楽しく、自由に、健康的に汗をながしています。その仲間たちは世界中にひろがり、25万人を超えました。
年代を、性別を、そして国境をこえて・・・。これまでにない、おおきな広がりをもったスポチャンを私は、まったく新しい世界スポーツ、世界の仲良しスポーツとして育てていかなければなりません。それが、わたしの使命でもあるのです。

スポチャンは「制約にとらわれない自由な発想による剣術」「剣術を通じた世界人の育成」を目指しています。そのためには、世界の多くの剣友と、公平に仲良く競い合える土俵づくりが、まず必要と考え、あえてこの名前にしました。それは、この名が世界の剣の共通語として親しまれると確信するからです。

 

国際スポーツチャンバラ協会会長 田邊 哲人先生著『スポチャンをやろう』より